金型レスで実現するスタートアップの小ロット生産
スタートアップが製品開発に挑むとき、最初にぶつかるのが“製品を形にする”という課題。資金も時間も限られるなかで、試作や初期ロットをどう作るかが事業の明暗を分けます。特に、量産を前提とした金型製造は高コストかつ時間もかかるため、リスクが高くなりがちです。こうした状況を打破する手段として注目されているのが「金型レス」のアプローチです。
② 金型レスとは?|真空注型や3Dプリントの可能性
金型レスとは、金型を使わずに製品を成形する工法の総称です。代表的な手法には「真空注型」や「3Dプリント」があります。
これらは初期投資が金型と比べ低コストなため、開発コストを大幅に抑えつつ、短納期で試作や少量生産が可能で、形状変更や再設計にも柔軟に対応できるため、アイデア段階の製品に最適です。製品化のハードルを下げ、スピード感を持って市場へチャレンジできます。
③ スタートアップに適した「金型レス」の活用例
金型レスの技術は、スタートアップの多様なフェーズで活躍します。ピッチ用モックアップや投資家向けプレゼン品、クラウドファンディングの初期ロットやテストマーケティング品など、“使いたい・見せたい・試したい”を実現。従来なら諦めていた複雑形状も再現でき、外観重視のプロトタイプから機能評価品まで幅広く対応します。
④ クロスエフェクトの小ロット支援|1個からでも即対応!
クロスエフェクトでは、プロダクトデザイン~機構設計~試作品製作まで、グループ会社のクロスデザインと共同で、一貫体制で対応。
真空注型をはじめとした多様な工法により、1個からの小ロット生産をスピーディに実現します。
最短翌日出荷も可能で、急ぎの案件にも柔軟に対応。医療機器やロボット、IoTガジェットなどのスタートアップ製品で多くの実績を持ち、“作れるか不安”を“作れてよかった”に変えるお手伝いをしています。
⑤ まとめ|“つくれない”を“つくれる”に変える第一歩を
アイデアがあっても、それを「形」にできなければ先へは進めません。
金型レスの技術は、その最初の一歩を後押ししてくれるものです。リスクを抑えながら製品開発をスピーディに進めたい方にとって、小ロット生産の選択肢として非常に有効です。量産の前に、まず“小さく始める”という柔軟なアプローチが、事業成功への確かな布石になります。
クロスエフェクトでは、スタートアップ向けの試作・小ロット支援を強化中。
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