ローム株式会社様「NoMaDbot™」実証実験用ロボット
■プロジェクト概要
ローム株式会社様が開発を進める自律走行ロボット「NoMaDbot™(ノマドボット)」の実証実験用モデルにおいて、
外装デザインの提案から筐体設計、および試作製作を担当いたしました。
本機は屋外での稼働を想定しているため、高い防水性能が求められるだけでなく、メディア露出時の広報効果も考慮し、
「試作品らしさを感じさせない製品レベルの外観品質」が求められました。
■製品について
地図不要の「脱SLAM」技術 「NoMaDbot™」は、事前の地図作成や設定を必要としない「脱SLAM」技術を搭載した次世代の自律走行ロボット(AMR)です。
環境変化の激しい物流現場や工場などでも即座に導入可能な点が特徴で、その革新性は高く評価されています。
※CEATEC 2025においては、01Booster Capital主催の「SPINX」にてDEEPTECH賞を受賞(来場者投票による選定)。
■技術・デザインの要点
1. 屋外対応の防水設計 内部にはセンサや基板などの精密部品が密集しており、現物支給品と3Dデータを突き合わせながら緻密なレイアウト設計を行いました。特に下部のパッキン構造や非貫通ネジの採用など、防水性と製造性を両立させる構造を徹底しています。
2. PRに強いデザイン 機能性を損なわず、かつ「魅せる」ためのデザインを追求。シリコン型成形(真空注型)を用いながら、上下の接合ラインを目立たせない工夫や、ブランドカラーである紫系ツートンの配色により、量産製品のような一体感のある仕上がりを実現しました。
【担当範囲】 デザイン、機構設計、試作(光造形・真空注型)
【製作期間】 約2ヶ月
・製品情報
脱SLAM 地図を使わない自律走行技術「NoMaDbot™(ノマドボット)」






