風力発電用風車 スケールダウンモックアップ製作
風力発電用風車 スケールダウンモックアップ製作
■依頼の背景
パンタレイ社は、独自の「縦型リニアドライブ風車」を開発するスタートアップ企業です。
都市部や住宅地など、従来は設置が難しかった環境でも安全・静音で発電可能な次世代小型風力発電機として注目を集めています。
今回、2025年開催の「未来モノづくり国際EXPO」に出展するにあたり、来場者に構造や動作を直感的に理解してもらうためのスケールダウンモックアップモデルの製作をご依頼いただきました。
■製品詳細
パンタレイ社の「縦型リニアドライブ風車」は、円柱状のプロペラと後部のリング状平板によって“縦渦”を発生させ、
低回転でも効率的に風力を電力へ変換する構造が特徴です。
特許取得済みのこの機構により、最大風速20m/sの強風下でも安定動作を維持し、
低騒音・高トルクで安全性と効率を両立しています。
■ポイント
・スーツケース収納サイズ設計
展示会での持ち運びを考慮し、スーツケースに収まるコンパクトサイズに設計。
実機のフォルムを保ちながら、精密にスケールダウンしました。
・回転可動機構を再現
外観のみならず、実際にプロペラが回転する構造を再現。
来場者が動きを体感しながら、風車の仕組みを理解できる展示仕様です。
・高精度3Dプリント+塗装仕上げ
光造形3Dプリンターによる高精度造形後、研磨と塗装で質感・色味を忠実に再現。
実機モデルに近いクオリティを実現しました。
■依頼内容
【工法】光造形(SLA)3Dプリント、研磨、塗装仕上げ
【リードタイム】約1ヶ月(設計~塗装仕上げまで)
スーツケースに収まる可搬性と外観の精密再現を両立し、展示会では多くの来場者の注目を集めました。
本モデルは、今後の営業活動や技術説明の場でも活用できる“動くプレゼンツール”として高く評価されています。
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