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ミリ波レーダセンサ非接触見守りセンサ
『VitaWatcher(ビタウォッチャー)』

ミリ波レーダセンサ非接触見守りセンサ 『VitaWatcher(ビタウォッチャー)』
クライアント:株式会社マリ

 

■デザインを実現した経緯

デザインテーマはステルスデザイン。本機はミリ波レーダーを使用した非接触見守りセンサであるため、使用する空間でなるべく気にされず、ひっそり見守るデザインである必要があります。主張するデザインでいかにも「見守っている」ような意匠にすることは、見守られる人の気を引いてしまい静かに見守ることが難しくなります。
本機のデザインはレーダーを床から少し離れた位置に配置する必要があるため、土台部分と本体部分を分け、本体が主張しないよう細く薄くなる造形としています。また、レーダー部分は直感的に角度を変えられるヒンジを設けています。
インジケーターなどもなくすことで、消灯時でも目立たないようにしました。

 

■筐体設計を実現した経緯

機構的な一番の特徴として、容易に角度が変えられるヒンジ構造があります。
ヒンジ部のパーツにはゴムキャップを使用し、程よい抵抗感も得られることで、シンプルな操作感を実現しました。
ケース同士の固定はねじ止めするという要望から、金型構造上余計なアンダーやスライド構造とならないよう、極力上下抜きのみとなるようなパーツ構成も考慮しています。
また、この筐体には内蔵物としてレーダーと、そこから外部へ伸びるケーブルがあります。実際に使用されるケーブル類の情報をお客様から頂き、現物を見ながら設計を進められたことで最適なスペースの確保やルートの検討などがおこなえました。お客様と密に協議させていただきながらより良い設計をおこなっていくのも我々の設計の特徴です。

 

■デザイン・設計のポイント

①静かに見守る存在になるため奇をてらわない形状とし、保育や介護などの現場で空間に溶け込むための造形
②放熱用ダクトを背面のみに設置し、不要な陰影を作らない意匠
③インジケーター等を排除し、使用者に気にさせない配慮をしたデザイン
④レーダー部を任意の角度に変えられるヒンジ構造
⑤ヒンジ構造に伴い、配線ルートを考慮した内部設計
⑥デザインイメージを維持しつつ、金型構造を意識したパーツ構成の設定

 

【工法】デザイン、筐体設計、真空注型、加飾(塗装・印刷)
【材質】ABSライク、エラストマーライクなど
【リードタイム】トータル約1.5ヶ月

【製品カタログ】VitaWatcher.pdf