【細胞解析装置】Cell3iMager NX|外観・意匠デザイン
先代モデルの印象を継承し、記憶に残る外観へ
株式会社SCREENホールディングス様の培養細胞撮像・解析装置「Cell3iMager NX」の外観・意匠デザインを担当しました。先代モデル「CELL3 IMAGER DUOS2」の後継機として、従来のイメージを受け継ぎながら、よりモダンな印象を目指した事例です。
先代より複雑になる形状を整理し、装飾を抑えたフォルム、正面のシャープな陰影、上部カバーと本体を隔てる黒い帯で全体をまとめました。担当期間は外装デザインのみで約1か月です。
- お客様
- 株式会社SCREENホールディングス様
- 対象製品
- Cell3iMager NX
- 対応領域
- 外観・意匠デザイン
- リードタイム
- 外装デザインのみで約1か月
背景・課題|複雑になる形状と、シリーズの一貫性
Cell3iMager NXは、培養細胞を撮像・解析する装置です。先代モデル「CELL3 IMAGER DUOS2」の後継機の開発にあたり、外観意匠のご依頼をいただきました。元記事では「三次元培養解析機械」として紹介しています。
先代よりも複雑な形状になる中で、これまでの製品の印象を保ちつつ、モダンな外観へ更新することが課題でした。新しさだけを加えるのではなく、シリーズとしてのつながりと、装置全体のまとまりを意識してデザインしています。
従来のイメージを踏襲したシンプルさ、ミニマムな中にも記憶に残る表情、板金筐体に丸みを持たせたモダンさ。この3点を軸に外観を検討しました。
製品の特徴|培養細胞の観察と解析を支える装置
SCREENの公式製品ページでは、Cell3iMager NXを「2D/3D培養対応 細胞形態解析イメージャー」として紹介しています。細胞の顕微鏡観察と解析を自動的に行うイメージングシステムです。
培養細胞を撮像・解析
2D・3D培養に対応し、細胞の状態を画像として捉え、解析に利用する装置です。外観デザインでは、こうした分析装置としての性格を踏まえて形を整理しました。
明視野イメージング
メーカー公式では、画像処理技術を用いてウェル全体の明視野像を取得する特徴を紹介しています。製品の撮像・解析機能はメーカーの技術によるものです。
観察からデータ活用へ
公式情報には、撮像、画像解析、Deep Learning、データ出力を同一ソフトウェアで行う構成が示されています。搭載機能やオプションは公式情報をご確認ください。
本ページは2023年公開の外観デザイン事例です。現行製品の仕様やオプションとは異なる場合があります。撮像速度や解析精度などを、当社のデザインによる実測成果として示すものではありません。
デザインの意図|装飾を抑えながら、無表情にしない
装飾的な要素を最小限に抑えたシンプルなフォルムは、伝えるべき要素を明確にし、使う人へ製作者の意図を伝えます。一方で、要素をそぎ落としすぎると、無表情な印象になることもあります。
そこで、無駄な要素をなくしながらも、さりげなく印象に残るデザインを目指しました。大きな装飾を足すのではなく、面の形状や陰影、色の切り替えを使い、装置の表情を組み立てています。
先代のイメージを継承
従来の意匠イメージを踏まえ、シンプルなデザインへ整理しました。後継機としてのつながりを感じられる外観を目指しています。
ミニマムでも印象に残る
余分な要素を抑えながら、見た人の記憶に残る表情を検討。正面に生まれる陰影を、外観の特徴として生かしました。
板金筐体に丸みを持たせる
板金による筐体でありながら、丸みを持たせたモダンな外観を目指しました。シャープな要素と柔らかい形のバランスを整えています。
造形のポイント|陰影・ロゴ配置・黒い帯で整える
正面の陰影を、表情の一部にする
正面のシャープな陰影を、デザインの表情を構成する要素と捉えました。その形を製品名や社名ロゴの配置にも応用し、自然と目が向くように仕上げています。形状と表示の位置を一緒に考えることで、シンプルな外観の中に伝えるべき情報を置きました。
上部カバーと本体を、黒い帯でつなぐ
製品上部のカバーは、黒い帯で本体と隔てる構成としました。カバーと本体の境界を整理し、複雑になる形状の中でも全体が調和するよう工夫しています。
製品ロゴのデザインは株式会社ソフトディバイス様によるものです。当社が担当した外観意匠と、製品ロゴそのもののデザインは区別して記載しています。
対応内容・期間|外観意匠を約1か月で検討
本事例で当社が担当したのは、外観・意匠デザインです。先代モデルの印象、形状の複雑さ、板金筐体という条件を踏まえ、フォルム、陰影、色の区切り、製品名・社名ロゴの配置を検討しました。
外観の検討内容を紹介する事例であり、当社による筐体の詳細設計、板金製作、試作品製作、撮像・解析システムの開発実績を示すものではありません。
成果|継承と更新を、装置全体のまとまりへ
先代の意匠イメージを踏襲しながら、装飾を抑えたモダンな外観にまとめました。正面の陰影とロゴ配置、上部カバーを隔てる黒い帯、板金筐体の丸みを組み合わせ、シンプルでありながら印象に残る表情を目指しています。
外観の各要素を個別に飾るのではなく、全体として調和させることに取り組んだデザイン事例です。操作時間の短縮や研究効率の向上など、定量的な効果は本事例では示していません。
分析装置の外観デザインに関するよくある質問
Cell3iMager NXでは何を担当しましたか?
先代モデルのイメージはどのように引き継ぎましたか?
シンプルな外観で印象を残すために何を工夫しましたか?
製品ロゴもクロスエフェクトが制作したのですか?
外観デザインだけでも相談できますか?
製品らしさを受け継ぎ、次の外観へ
分析装置や研究機器の外観デザイン、既存製品のリデザインをご相談ください。シリーズの一貫性、筐体の条件、伝えたい印象を整理し、形状や色、表示の配置まで一緒に検討します。




