【自動車・モビリティ】「sweep 9」スーパーカー消しゴム風ノベルティ
真空注型でオリジナルEVスポーツカーを展示会用ノベルティとして立体化
本事例では、ナンバーナインワークス株式会社様のオリジナルEVスポーツカー「sweep 9」をモチーフとした、スーパーカー消しゴム風ノベルティの製作をご紹介します。
本事例のポイント:ご支給3Dデータの確認・形状調整から光造形マスター、シリコーン型、真空注型まで一貫して対応し、全長約50mmのノベルティを9色・合計500個製作しました。
「sweep 9」は、同社が「保安基準適合×クルマづくり」の取り組みを具現化した、ナンバー取得済みのオリジナルEVスポーツカーです。
2026年5月に開催された「人とくるまのテクノロジー展YOKOHAMA」での車両初公開に合わせ、来場者へ配布するオリジナルノベルティとして製作しました。
今回の製作概要
- モチーフ:オリジナルEVスポーツカー「sweep 9」
- 工法:光造形+真空注型
- 材質:エラストマーライク樹脂(硬度70)
- 製作数量:9色・合計500個
- 使用用途:展示会で配布するオリジナルノベルティ
ご支給いただいた3Dデータをもとに、光造形によるマスターモデル製作から、シリコーン型製作、真空注型による小ロット生産まで対応しています。
「sweep 9」の特徴を伝える、印象に残るノベルティ
今回の目的は、一般的な既製品へロゴを入れるのではなく、展示車両そのものをモチーフとした、ナンバーナインワークス株式会社様ならではのノベルティを製作することでした。
- 実車の特徴を残した、親しみやすいデフォルメ形状
- 展示会で配布しやすい全長約50mmのサイズ
- 「sweep 9」らしいシルエットとボディラインを表現
- 真空注型で安定して複数個を製作できる形状へ調整
昭和のスーパーカー消しゴムを思わせる親しみやすさを取り入れ、手に取った方の記憶に残るアイテムを目指しました。
3Dデータ確認から真空注型による小ロット生産まで対応
本プロジェクトでは、ご支給いただいた3Dデータの確認からマスターモデル製作、量産前サンプル、真空注型による複数色の製作まで対応しました。
- 3Dデータ確認:ご支給データの製作可否を確認
- 形状調整:真空注型に適した形状への修正を提案
- マスター製作:光造形でマスターモデルを製作
- 型製作:量産用のシリコーン型を製作
- 試作・小ロット生産:エラストマーライク樹脂を使用
- サンプル確認:硬度・色味・仕上がりを事前に確認
- 着色:複数色のカラーバリエーションへ対応
データ確定後すぐに量産へ移行するのではなく、光造形マスターと初期注型品を実際に確認いただきながら、形状・仕上がり・硬度・色味を段階的に決定しました。
スーパーカー消しゴム風ノベルティの製作で工夫したポイント
約0.4mmの細い溝を、型の耐久性を考慮して調整
- 課題:車体表面に幅約0.4mmの細く深い溝がある
- 懸念:溝部分のシリコーンが薄くなり、脱型時に型がちぎれる可能性がある
- 対応:溝の幅・深さ・凹凸表現を調整し、型の耐久性と成形安定性を確保
実車のデザインイメージを保ちながら、繰り返し成形に適した形状をご提案しました。
光造形マスターで形状を確認してから型製作へ移行
- 確認用モデル:光造形でマスターモデルを1点製作
- 確認項目:ボディライン、溝の見え方、全体のデフォルメ感
- 次工程:実物で問題がないことを確認してからシリコーン型を製作
データ上だけで判断せず、実際の立体物で完成イメージを共有してから型製作へ移行しました。
初期サンプルで硬度・色・仕上がりを事前確認
エラストマーライク樹脂の硬度は、柔らかくしすぎると硬化時間が長くなり、脱型時の形状安定性が低下する可能性があります。
- 材料硬度:硬度70
- 初期サンプル:5個
- 確認項目:形状、バリ、積層痕、溝の見栄え、硬度、色味
量産前に実物で評価する工程を設けることで、完成後のイメージ違いを抑えながら製作を進めました。
真空注型を活用し、計9色・500個を製作
真空注型とは
真空注型とは、光造形などで製作したマスターモデルからシリコーン型を作り、その型へ樹脂を流し込んで同じ形状を複製する工法です。金型を使わず、1個から1,000個以内の樹脂部品を小ロット生産する場合に活用できます。
本事例で真空注型が適していた理由
- 金型を製作せず、同じ形状を複数個生産できる
- 材料へ着色することで、複数のカラーバリエーションを展開できる
- 光造形マスターと初期サンプルで、形状・硬度・色味を確認してから生産へ移行できる
- 全長約50mmのノベルティを、合計500個という数量で製作できる
製作数量とカラーバリエーション
- 初回製作:5色×各60個=合計300個
- 追加製作:4色×各50個=合計200個
- 最終数量:計9色・500個
金型量産へ移行するほどではない一方、3Dプリンターで1個ずつ製作するには数量が多い案件に、真空注型の特徴を効果的に活用しました。金型を使わない製作方法や対応数量については、小ロット生産サービスでも詳しくご紹介しています。
展示会で来場者へ配布するオリジナルノベルティとして活用
- パッケージ:実車「sweep 9」の写真を使用したオリジナル仕様
- 配布場所:「人とくるまのテクノロジー展YOKOHAMA」の展示ブース
- ご評価:形状・仕上げ・溝の見栄え・硬度について「思った以上のクオリティ」
- 配布後:「来場者の方々に喜んでいただいている」とのご連絡
車両と同社の取り組みを来場者の記憶に残す、オリジナルノベルティとしてご活用いただきました。
スーパーカー消しゴム風ノベルティ製作のよくある質問
Q. なぜ金型ではなく真空注型を採用したのですか?
A. 金型を製作せずに同じ形状を複数個生産でき、材料への着色によって複数色を展開できるためです。本事例では、9色・合計500個の製作に活用しました。
Q. 何色・何個のノベルティを製作しましたか?
A. 初回に5色を各60個、追加で4色を各50個製作し、最終的に9色・合計500個を納品しました。
Q. 支給された3Dデータをそのまま使用しましたか?
A. そのまま製作するのではなく、約0.4mmの細い溝などを確認し、実車のデザインイメージとシリコーン型の耐久性を両立できる形状へ調整しました。
Q. ノベルティのサイズと材質は?
A. 全長約50mmで、エラストマーライク樹脂(硬度70)を使用しています。
Q. 実際に文字を消せる消しゴムですか?
A. 本事例は、消しゴムとしての機能を目的とした製品ではありません。エラストマーライク樹脂を使用し、スーパーカー消しゴムをイメージした展示会配布用ノベルティとして製作しています。
オリジナルノベルティの試作から小ロット生産まで一貫対応
クロスエフェクトでは、製品やキャラクター、車両などの3Dデータを活用し、光造形・真空注型・表面処理・加飾を組み合わせたオリジナルノベルティの製作に対応しています。
単にデータを造形するだけでなく、製作数量・用途・質感・硬度・カラーバリエーションに合わせて、適切な工法と形状をご提案します。
このようなご要望に対応します
- 自社製品をモチーフにしたオリジナルノベルティを製作したい
- 展示会で配布できる印象的なアイテムを作りたい
- 同じ形状を複数色で少量ずつ製作したい
- 3Dデータを真空注型に適した形状へ調整したい
- 金型を使わず数十個から数百個を小ロット生産したい
「sweep 9」スーパーカー消しゴム風ノベルティの製作内容
- クライアント:ナンバーナインワークス株式会社様
- 依頼範疇:3Dデータ確認、形状修正提案、マスターモデル製作、シリコーン型製作、真空注型
- 工法:光造形+真空注型
- 材質:エラストマーライク樹脂(硬度70)
- サイズ:全長約50mm
- 数量:初回300個(5色×各60個)、追加200個(4色×各50個)、計500個
- リードタイム:初回相談から初回納品まで約3か月
- 使用用途:展示会配布用オリジナルノベルティ
※掲載内容は製作時点の情報です。
※本事例では、消しゴムとしての機能ではなく、エラストマーライク樹脂を使用した消しゴム風ノベルティとして製作しています。
ナンバーナインワークス株式会社様・「sweep 9」の情報
ナンバーナインワークス株式会社様は、各種モビリティの保安基準適合、新モビリティ開発および製品開発の支援を行われています。
※製品名称や仕様、リンク先の掲載内容は変更となる場合があります。




