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【展示会用モックアップ】パンタレイ様|風力発電用風車の可動模型製作

  • パンタレイ社の縦型リニアドライブ風車スケールダウンモックアップ
  • スーツケースに分解収納した風力発電用風車モックアップ
  • 未来モノづくり国際EXPO 2025で展示された風車モックアップ

風力発電技術を「見て、動かして理解できる」展示模型へ

株式会社パンタレイ様が開発する「縦型リニアドライブ風車」について、実機の外観と回転動作を再現しながら、スーツケースで持ち運べるサイズへ縮小した展示会用モックアップを約1カ月で製作しました。

2025年7月開催の「未来モノづくり国際EXPO 2025」で、来場者に独自の風車構造と動作を直感的に伝えることが目的です。外観だけの模型ではなく、円柱状の回転体が実際に動く可動仕様とし、技術説明や営業活動にも繰り返し利用できるプレゼンテーションツールへ仕上げました。

本案件は、京都試作ネットを通じたパンタレイ社との試作開発連携の一環です。クロスエフェクトは、展示目的に合わせたスケール設計、可動構造、光造形、研磨、塗装仕上げを担当しました。

クライアント
株式会社パンタレイ様
対象
縦型リニアドライブ風車のスケールモデル
連携
京都試作ネットを通じた試作開発
工法・期間
光造形・研磨・塗装/約1カ月
#風力発電モックアップ
#展示会用可動模型
#光造形
#京都試作ネット

依頼の背景|図面のない技術を展示できる形にする

パンタレイ社は、長岡技術科学大学発のスタートアップとして、流体技術を生かした小型風力発電機の開発を進めています。資金調達や展示会で技術を説明するには、製品に近い外観を持ち、仕組みが伝わる試作品が必要でした。

京都試作ネットの公式インタビューによると、パンタレイ社は複数の国内製造業者へ試作を相談したものの、「図面がないとできない」と断られる状況が続いていました。そこで京都試作ネットが相談を受け、アイデア段階から試作開発につなげました。

展示会用モデルに必要だったこと

実機を小さくするだけではなく、風車の特徴的な形状と回転動作を残し、輸送、設営、技術説明のしやすさまで成立させる必要がありました。そこで「スーツケース収納」「回転可動」「精密外観」の3条件を設計の軸にしました。

スーツケース収納展示会への輸送・持ち運びに対応
回転可動風車の動きを体験できる構造
光造形+塗装精密形状と展示品質を両立
約1カ月設計から塗装仕上げまで

縦型リニアドライブ風車とは

パンタレイ社の縦型リニアドライブ風車は、円柱状の回転体と後部のリング形状によって3次元の縦渦を生み出し、その流れを回転力へ変換する小型風力発電技術です。一般的なプロペラ型風車とは異なる外観と動作原理を持ちます。

パンタレイ社が2025年4月に公表した実証実験では、風速20m/sの条件でも安定して回転し、低騒音であることが説明されています。低回転・高トルクの特性を生かし、商業施設、ビル屋上、住宅地などでの地産地消型発電への活用が検討されています。

独自の縦渦構造

円柱状の回転体とリング形状の組み合わせによって縦渦を発生させ、回転力を得る構造です。

低回転・高トルク

高速で回る一般的な羽根式とは異なる回転特性を持ち、安全性と静音性に配慮した技術です。

都市部での活用を想定

商業施設やビル屋上、住宅地など、生活圏に近い場所での小型分散型発電が想定されています。

※風速20m/sは、パンタレイ社が公表した寺泊水族博物館での実証実験に関する説明です。設置環境や製品仕様ごとの性能を一律に保証する数値ではありません。

京都試作ネットとの連携|スタートアップのアイデアを試作へ

京都試作ネットは、京都府内のものづくり企業が専門技術を持ち寄り、単独企業では対応が難しい試作課題を解決するネットワークです。クロスエフェクトは2005年からメンバーとして参画しており、本案件ではパンタレイ社とものづくり企業をつなぐ技術連携の一翼を担いました。

京都試作ネット

図面がない開発初期から試作へつなぐ橋渡し役

京都試作ネットは、パンタレイ社の小型風力発電機開発について、アイデアや技術構想を整理し、参画企業の技術を組み合わせて試作開発へつなげました。クロスエフェクトはその連携の中で、展示会用スケールダウンモックアップの設計・製作を担当しています。

京都試作ネットの公式情報では、パンタレイ社との取り組みが、スタートアップと試作企業を結ぶ「死の谷」の橋渡し事例として紹介されています。製品図面が整う前でも、展示目的、必要な動き、輸送条件、外観品質を整理することで、コミュニケーションに使えるモデルへ具体化できます。

製作のポイント|可搬性・可動性・展示品質

POINT 01

スーツケースに収まる縮尺設計

展示会場までの輸送や設営を想定し、一般的なスーツケースへ収納できるサイズに調整。実機の特徴的な比率とフォルムを維持しながら精密に縮小しました。

POINT 02

回転動作を再現

外観確認用の静的模型ではなく、円柱状の回転体が実際に動く構造を採用。来場者が動きを見ながら、風車の仕組みを理解できる展示仕様です。

POINT 03

光造形・研磨・塗装

光造形3Dプリンターで細部を再現した後、積層痕やサポート痕を研磨。塗装によって色と質感を整え、実機に近い展示品質へ仕上げました。


約1カ月で設計から塗装仕上げまで

短納期で完成度を確保するため、展示目的と輸送条件を先に整理し、縮尺、分割、可動部、造形方向、仕上げ工程を連動させました。外観設計と製作条件を同時に検討することで、手戻りを抑えています。

  1. 展示目的・要件整理
  2. 縮尺・可動構造設計
  3. 光造形3Dプリント
  4. 組立・動作調整
  5. 研磨・塗装仕上げ

展示会後も使える「動くプレゼンツール」

完成したモデルは、2025年7月16日~19日にインテックス大阪で開催された「未来モノづくり国際EXPO 2025」で展示されました。会場では、独自形状と回転動作を目の前で示すことで、図面や映像だけでは伝わりにくい風車の特徴を説明する役割を果たしました。

スーツケースで運べるため、展示会だけでなく、営業訪問、投資家への説明、技術打ち合わせなどにも持ち出せます。可動モックアップは、まだ量産品がない開発段階でも、技術の理解と対話を促す営業・広報ツールとして活用できます。


展示会用モックアップで対応できること

機構や原理の説明

可動部や内部構造を模型で示し、専門知識のない来場者にも技術を直感的に伝えます。

大型製品の縮小展示

実機を搬入できない産業機械や設備を、展示スペースと輸送条件に合わせて縮小します。

営業・資金調達での活用

製品化前のアイデアを立体化し、顧客、社内決裁者、投資家との具体的な対話を支援します。

風車模型・展示会用モックアップのFAQ

どのような風力発電用モックアップを製作しましたか?
パンタレイ社の縦型リニアドライブ風車を、スーツケースに収納できるサイズへ縮小した展示模型です。外観だけでなく、円柱状の回転体が実際に動く可動構造を再現しました。
京都試作ネットはどのように関わりましたか?
パンタレイ社のアイデアと、試作に必要な専門技術を持つ参画企業をつなぐ技術連携の基盤となりました。クロスエフェクトは、その連携の中で本展示用モデルの設計・製作を担当しました。
図面がなくても展示模型を相談できますか?
はい。製品イメージ、技術資料、写真、手書きスケッチ、実機情報などから、展示目的と必要な動きを整理し、形状や構造を検討できます。情報量によって必要な設計期間は変わります。
模型を実際に動かすことはできますか?
対象機構、縮尺、強度、電源、安全性を確認したうえで、回転、開閉、点灯などの可動・演出を検討できます。本事例では風車の回転動作を再現しました。
大型設備をスーツケースサイズにできますか?
輸送ケースの内寸、展示台、必要な可動範囲、取り外し部品を確認して縮尺と分割方法を設計します。すべての機構を同じ比率で縮小できるとは限らないため、伝える機能の優先順位を決めます。
製作期間はどのくらいですか?
本事例は、設計から光造形、研磨、塗装仕上げまで約1カ月でした。サイズ、可動機構、点数、仕上げ品質、支給データの状態によって期間は異なります。

パンタレイ社の技術情報、京都試作ネットの公式インタビュー、未来モノづくり国際EXPO 2025の開催情報を参照しています(確認日:2026年8月29日)。

展示会で技術が伝わる可動モックアップをご相談ください

図面がない構想段階から、縮尺設計、可動機構、3Dプリント、研磨、塗装まで対応します。大型設備や新技術を、持ち運べる営業・展示ツールへ具体化します。

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